深い咬み合わせ（過蓋咬合）に対する外国人の印象はどんなもの？

始めに、アメリカ人やヨーロッパ人は、歯並びの悪い人に対してプラスな印象を持つことはまずありません。歯並びが悪いということは、小さい頃に矯正治療を受けられなかった結果であり、育った環境があまり良くなかったと判断されるからです。

実際のところは、日本人が歯並びに対してあまり関心がないからなのですが、外国人から見たらそうは思われません。ですから、外国に行った際には、過蓋咬合などの歯並びの異常は、マイナスな評価を受けると考えておいた方が良いでしょう。一方、日本に住んでいる外国人からしたら、見方は少し変わるかもしれません。

過蓋咬合によって、外国人をはじめとした周囲がどのような印象を持つのか、気にすることは大切です。けれども、もうひとつ重要な点として、歯が持つ本来の機能が低下することも忘れてはいけません。咬み合わせ深いと、効率よく食べ物を噛んだり、すり潰したりすることが難しくなります。

また、歯やお口の組織、顎の関節などに不要な負担がかかることで、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。それだけに、できるだけ早期に歯列矯正を受けることがすすめられます。もし大人になってから過蓋咬合を治すのならマウスピース矯正が一番でしょう。目立たず、違和感や異物感の少ない優れた治療法です。