出っ歯で悩む人の4つの解決法

出っ歯を短期間で改善するには、前歯の形を歯科治療によって修正する方法が挙げられます。レジンやセラミックなどを使って前歯の形を整えることで見かけ上、出っ歯であることが目立ちにくい状態を作り上げるのです。具体的な治療名としては、ラミネートベニア法やダイレクトボンディング法、セラミック治療などが挙げられます。これらの治療法は、歯そのものを動かすのではなく、セラミック製のチップを貼り付けたり、被せ物を装着したりするだけなので、それほど長い治療期間は必要ありません。早ければその日のうちに出っ歯の症状を改善することができます。

もしも出っ歯の原因が顎の骨そのものにある場合は、歯の形を修正するだけでは改善できません。また、歯列矯正だけでも治療の効果は低くなってしまいます。そこで大きな力を発揮してくれるのが外科矯正です。例えば、上の顎の骨が成長しすぎている場合は、上顎骨を切除して出っ歯を改善します。下の顎の骨が下がり過ぎている場合は、下顎骨を前方に移動させる外科手術もあります。いずれにせよ骨格的な原因の出っ歯をダイナミックに改善できる方法が外科矯正といえるのです。

基本的に出っ歯は、自力で治すことはできません。なぜなら、歯並びや顎の骨の形は、自分自身で変えることのできないものだからです。けれども、出っ歯の原因が普段の生活習慣医関係している場合は、自分の力である程度改善することも可能です。舌を突き出す癖や下唇をかむ癖、口で呼吸する癖などを解消することで、出っ歯の症状が良くなる、あるいは悪化するのを防ぐこともできます。