出っ歯になってしまう理由とは？

出っ歯の原因として意外に多いのが「口腔習癖（こうくうしゅうへき）」と呼ばれるものです。

これは指しゃぶりや舌を前に突き出す癖などを意味します。小さな子どもはこのような癖が見られますよね。それなのになぜ全員が出っ歯にならないのかというと、ある程度の年齢に達した時に、口腔習癖がなくなるからです。もしも永久歯が生えてくる年齢になっても指しゃぶりが残っているようであれば、出っ歯を引き起こす可能性も高まりますので要注意です。

呼吸の仕方によっても、出っ歯が誘発されることがあります。具体的には、鼻呼吸ではなく口呼吸をしていると、出っ歯の症状が現れやすくなります。「そもそも呼吸って口でするものじゃないの？」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。私たちは本来、鼻で呼吸をする生き物であり、口で呼吸するのは何らかの異常があるためです。

口で呼吸をしていると唇やお口の周りの筋肉からの圧力がなくなり、前歯が前方へと飛び出していきます。その結果、出っ歯を引き起こすことになります。

　このように、出っ歯になる理由はいくつかに分けられますので、まずは自分の出っ歯が何に由来しているのかをつきとめましょう。もしも前歯が前方へ傾いていることが原因であれば、矯正治療によって治すことができます。

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