インプラントの寿命と歯科医で行う寿命を延ばす

メンテナンス（後編）

 正しいケアとメンテナンスで、できるだけ寿命を延ばすことができるのです。今回は長く、大切に使い続けるための方法をご紹介します！もうすでにインプラントの治療を受けた方も、検討中の方も、必見です！

・生活習慣（健康状態、食生活、歯磨き指導）の確認

・顎の骨の状態の確認（レントゲン撮影）

・お口全体の確認（歯ぐきの状態や出血の有無）

・噛み合わせの確認

・歯のクリーニング

　歯医者さんの定期健診は、このようにお口全体を確認・清掃します。インプラントは天然の歯よりもデリケートなのです。

定期健診は半年に一度は受けておきたいですし、一回の通院では済まないこともあります。遠方で通いにくい歯医者さんを選んでしまった場合は、通院が大変になってしまうかもしれません。通いやすさも視野に入れて、歯医者さんを選びたいですね。

　万病のもと糖尿病は、全身に栄養が行き渡らなくなる病気です。歯ぐきや歯を支える顎の骨に栄養が来ないと、ばい菌に抵抗する力が低下して、病気にかかりやすくなります！インプラントにも、悪い影響を与えてしまうのです。

　歯ぐきの色と形を確認しましょう。ピンク色で引き締まり、歯と歯の間の部分は尖った形をしていますか？それが健康な歯ぐきです。

　赤かったり、丸くふくらんで腫れていたり、出血している場合は「インプラント周囲炎」の可能性があります。インプラントのまわりにある粘膜に炎症が起きる病気で、メンテナンス不足が原因です。インプラントが外れてしまう事もあるんですよ。

歯ぎしりや食いしばりがあると、インプラントに大きな負担がかかり続けてしまいます。寝ている時にだけ起こる方は、自分では気が付きにくいことも。歯が上下ともすり減ったり、顎の痛みを感じることにもつながります。

　歯医者さんでマウスピースを作ることで改善されます。

　タバコの一酸化炭素やニコチンは、血をどろどろにし、血行を悪くします。骨や歯ぐきに酸素や栄養が行き届かなくなり、ばい菌に抵抗する力が落ちてしまうんです。

　インプラントは失われた歯の機能を取り戻す、とても優れた治療法です。できるだけ長く使うためには、日ごろのケアと、メンテナンスが大切です。その方法は、特別変わったことではありません。生活に取り入れて、細く、長くを続けていきましょう。

　少しでも異変を感じたら、歯医者さんに相談してくださいね！

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