歯ぐきから膿が出る…！？

困ったときの応急処置＆注意点（前編）

膿（うみ）とは、怪我や傷が出来た箇所が化膿した際に傷口から出てくる黄白色の液体のことです。難しい言い方をすると膿汁（のうじゅう）とも呼ばれます。体を治す為に微生物を食べる過程で崩壊した白血球や他の組織が崩壊したものであり、その他の死んだ又は生きている細菌の集まりということになります。

歯ぐきが膿んだときとは、どのような状況なのか紹介します！

「ばい菌と戦って死んだ白血球」「ばい菌の死骸」「生きているばい菌」などが混じった液体が膿です。一旦膿んでしまうと治りが遅くなるだけではなく、周りに感染が広がっていきます。体の抵抗力が下がると全身にまで悪い影響が出ることもあるんです！    

歯ぐき（歯の根元のあたり）の白っぽいできものから、白や黄色の液体が出ている場合は、歯ぐきの中が膿んでいるかもしれないです。    

膿は少し酸味があるので、口の中がすっぱいと感じることがあります。また、膿自体に悪臭があるので、口臭がきつくなったと思うときは要注意かもしれません。

歯ぐきの中に膿が溜まると、痛みというより「歯が浮くような感じ」「内側から膨れるような、圧迫感」を感じることもあります。それは膿が歯を押し上げる力をかけるためです。

この記事でご紹介した方法は、あくまで歯医者さんで治療をうけるまでの「一時しのぎ」です。自然に治ったと思っても、放置するのは良くありません。原因を治療しないと何度も再発したり、体の奥で静かに悪化してしまいます！命に関わる事さえあるんですよ！

後編では、歯ぐきに膿が溜まる原因と、治療法、そして悪化したときはどうなるのかをご紹介しています。

歯茎が腫れていたけど、時間が経ったら引いたから大丈夫というのは危険な考えです。症状が進んでしまうと、最悪歯を失う場合もありますので症状が出た方は、一度お近くの歯科医院を受診されるのをオススメします。

上尾市・伊奈町・桶川市などお近くにお住まいの方で、当院での診察をご希望の場合は、下記のリンクから診療予約をお取りください。当院は、大型無料駐車場完備で車での通院も可能です。