歯垢が臭い！口臭チェック項目とセルフケア方法3つ。アイテムの選び方まで（前編）

1：口臭の種類は4つ

1-1：病的口臭

　病気が原因の口臭です。

お口由来の場合だと歯垢などの汚れ、虫歯、歯周病の菌が出す臭い、入れ歯の掃除が不十分なために出る臭いなどがあります。

　他には胃炎、蓄膿（ちくのう）症、糖尿病が原因のこともあり、病気によって臭いも違うんです。それぞれにふさわしい治療が必要です。

 

1-2：生理的口臭

　寝起き、おなかがすいている、緊張しているときにも口臭が強くなります。だ液の量が減ってしまい、お口の中が乾燥してだ液の殺菌効果が下がってしまうためです。

 

1-3：食べ物、飲み物、たばこなど

　臭いの強いものを飲食することで起こる口臭で、カレー、ニンニク、ニラ、コーヒーやお酒、たばこなどが代表的なものです。

 

1-4：心理的口臭

　自臭症とも言い、実際は強い口臭はないのに、自分ではあると思い込んでいる状態です。

 

2：セルフチェック方法

2-1：臭いを調べる工夫

　自分の臭いには慣れてしまって分かりにくいものなので、臭いを正しくかぐ工夫をしましょう。用意するのはビニール袋です。

{C}（１）   ビニール袋の中に息を吐いて、空気をためる

{C}（２）   {C}1～2分ほど待ってから、臭いをかぐ

　臭いがする、しないのほかに、臭いの種類もかぎ分けてみましょう。つんとした刺激的な臭い、ニンニクやコーヒーなどのにおい、寝起きにいつもするにおいなどです。

 

2-2：病的口臭のとき

・毎日の歯磨きの時間が3分以内と短い、または、適当に済ませている

・歯の表面を舌で触ると、ザラザラしたりヌルヌルしている

・歯ぐきが腫れたり、血がでたりする

・歯に穴があいている

・ぐらぐらしている歯がある

　病的口臭のうち、90％以上がお口の中が原因です。歯磨きをしたり、虫歯や歯周病の治療をすることで改善できるんですよ。

 

2-3：生理的口臭のとき

・口の中がかわいている

・ストレスを感じている

・舌の表面が白く、苔のようなものがついている

　これらは誰にでも起こる、一時的なものです。食事をしたり、水を口に含むだけでも臭いが改善でき、治療の必要はありません。

 

2-4：飲食物、たばこによる口臭のとき

・コーヒー、ニンニクなど、強い臭いのものを飲食する

・飲酒、喫煙を長期間行なっている

　飲食物の臭いが胃からあがってくる他に、臭いの成分が血液中をめぐることで体臭がすることもあります。飲食、喫煙などをやめれば改善されますが、嗜好品を断つのは難しいですね。市販のブレスケア用品で臭いをカバーするのがおすすめです。

 

2-5：心理的口臭のとき

・自分自身の口臭が強いと思い込んでしまう

・自分の口臭について神経質になりすぎてしまう

　このような場合は、カウンセリングを受けたり、リラックスするように心がけて、心のケアをすることが大切です。

 

 

3：臭い玉（においだま）による口臭

　喉の奥にできる3～5ｍｍ程度の白いかたまりで、ドブのような強烈な臭いがします。膿やばい菌、食べかす、ばい菌の死骸が混ざって固まったものでできています。

　正しいケアをしても口臭が改善されない場合は、この臭い玉のある可能性もあるので、耳鼻科に相談してみましょう！

 

　チェックリストでは、あなたはどこに当てはまりましたか？

 

後編では、歯垢や歯石が原因の場合の歯医者さんでの治療と、セルフケアについてご説明しますね！アイテムの選び方もご紹介します！