歯周病は歳のせい？

上尾・蓮田・久喜・鴻巣からも通いやすい伊奈町の歯科医院（歯科・歯医者）カナデ歯科こども歯科の高井です。

たまには歯周病以外のテーマにしようかと考えたのですが、歯周病のケアはすべての治療の基本なのであえて歯周病にこだわりました。

 

今日はある２人のおばあちゃんの話をします。

ある日午前中にちょうど８５歳の2人のおばあちゃんが当院の治療台に横並びに座りました。

 

１人目のおばあちゃんはすでに総入れ歯です。

1人で出歩くことはできないので娘さんがいつも連れていらっしゃいます。

入れ歯になってから食べる物がやわらかいものに制限されるので緑黄色野菜などの摂取量も少ないとのことでした。

 

さてここでみなさんに質問です。

入れ歯の咬む力は天然の歯と比べて何%に落ちるでしょうか？

 

すでに入れ歯の方は体感でお分かりだと思いますが、幸いにもすべて天然のご自分の歯の方は想像してみてください。入れ歯になると何%しか咬めなくなるのか。

想像以上に入れ歯は咬めないのが現実です。

 

正解は約３０%です。

 

さてこのおばあちゃんは数年前に総入れ歯になったわけですが、それ以外にも全身疾患が出てきています。具体的には糖尿病、心臓病、心臓病らか来る認知症。

 

これは意外と知られていないことなのですが

人間は口からダメになっていきます。

 

口からきちんとした栄養が摂れなくなると、体はどんどん衰えていきます。

なんでも食べられていた頃と比べると、30%しか咬めない入れ歯だとやわらかい、食べやすいものばかりを食べる方向にいってしまします。

 

すると栄養が偏るのでますます全身的な病気もでやすくなります。

 

歯周病の人は糖尿病・心臓病・脳疾患・早産低体重児のリスクが倍増することがわかっています。

 

その日たまたまちょうどそのお隣にすわったもう1人の８５歳おばあちゃんはとても対照的でした。

２２年間歯医者さんに定期的に歯石を取りに通い続けているそうです。

お口の中を診てさらにびっくりです。

すべての歯が残っていて、なおかつ歯肉の状態が２０歳の方にも劣らないくらい状態がよかったのです。

 

私たち歯科医師は大学で学んでいるので、

「歯周病の原因が年齢ではない」

ということは知っていますが、ここまでのお口の中が理想型のおばあちゃんは今の日本にはまだ少ないです。（海外では多いですので、日本は予防に関してかなり遅れています）

 

このおばあちゃんは８５歳の今現在も好きなものを食べることができるそうです。

咬むと言う行為が脳に影響していることはもはや明らかですが、このおばあちゃん本当にお元気でいつもご自分の足で杖もつかずに歩いて来院されています。

話すときもとてもハキハキされていて、おばあちゃんと話をしているという感覚になりません。

よくある日本人のおばあちゃん、同じことを何回も言うという傾向もこの方にはありませんでした。

 

さて愚問ですが

 

あなたならどちらのおばあちゃんになりたいですか？

 

大事なことなので何度でもあえて言いますが、

２０歳を超えると歯を失う原因は圧倒的に

　　　　　　歯周病≫虫歯

というのが現実です。

歯周病の予防である「定期的な歯石取り」は20代のうちからしっかりはじめるのがもっとも堅実だと考えます。

 

少なくとも３ヶ月に一度は歯石を取るのがおすすめです。

 

文章だけだとわかりづらい点もあるかと思いますので、

歯周病予防・歯周病治療・口臭・歯茎の腫れ・歯茎の痛みなど、歯に関係するお悩み・ご質問があれば当院にてお教えしますのでご安心ください。上尾のファミリーで通える歯科医院ならカナデ歯科。現在、遠方からご来院して頂く患者様が増えております。上尾市・伊奈町・桶川市・さいたま市・蓮田市・白岡市・鴻巣市・岩槻市の歯科　小児歯科（こども歯科）予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングなら上尾の歯医者（歯科・歯科医院）カナデ歯科　こども歯科へ

 

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